マコンブ種苗生長状況調査に同行しました(2024.2.29)
今年度も戸井漁業協同組合小安支所にご協力をいただき、昨年10月下旬から開始した海面での種苗育成試験の生長状況調査が2月29日(木)に実施され、調査に同行しました。
海面養殖試験は、道総研函館水産試験場の秋野研究主幹が担当して小安漁港沖に設置された養成綱で行っており、成熟誘導を用いた天然マコンブを母藻として採苗した種苗および昨年度に成熟誘導して得られた種苗から育った促成マコンブを母藻として成熟誘導処理を行って得られた種苗と、従来法により採苗した天然マコンブの種苗について、生長状況に関する調査を行いました。
今回の調査においては、従来法による種苗に比べ、成熟誘導により約1ヶ月早く種苗生産を行って沖出しした種苗の成長に明らかな優位性が見られました。
なお、この調査には北海道大学大学院水産科学研究院の大木教授も同行し、コンブ養殖海域としての特性を把握するため、海洋データのサンプリングを行いました。