見た目以上に
手間のかかる作業。
そのぶん品質に自信。
函館市富浦町 漁師
小市 公三さん
昔は使われることがなかった間引きした昆布が、いまでは数多くの引き合いがいただけるようになり、非常にうれしいことです。椴法華地区では、毎年4月10日までに採取したやわらかな一等級のものをさらに厳選し、「おとひめこんぶ」として出荷しています。 春の昆布干しは、昆布どうしがくっつかないように気を配らなければならないので、非常に手間のかかる作業。その分、品質には自信があります。煮物やおでんにすると特に甘みが感じられて、おいしく食べてもらえると思います。
先人が築いた
養殖事業あってこそ。
南かやべ漁業協同組合
専務理事
中村 正俊さん
南茅部地区は古くから天然真昆布の産地ですが、先人たちの努力による養殖事業の確立なくして、今日の天然昆布漁はなかったことと思います。今日、「天然」との表記がされていない真昆布は、養殖の促成栽培によって作られたものです。 入手のしやすさからも、普段使いのだしをとるにはうってつけ。養殖の真昆布が生まれたことで、安定した供給ができるようになり、漁業者がこの土地に残ったからこそ、天然ものの育成環境も守られています。品質の良さで人気の高い真昆布ですから、この度まとまった統一ブランド「函館真昆布」を掲げ、一層のPRをしていきたいと思います。